Nuremberg, Germany, 2024

ニュルンベルクの梢の遊歩道にWebnet

梢と同じ高さで森の中を散歩。Jakob Rope Systemsは、ニュルンベルク動物園に新設される梢の遊歩道のために、手すりの隙間を埋める安全要素として、Webnetステンレススチール製ネットの設置を依頼されました。

当初の状況とコンセプト:

ニュルンベルク市立動物園の来園者は、全長450 m、幅2.5 mの梢の遊歩道で地上20 mまでの高さを歩くことができるようになります。動物や植物をテーマにしたステーション、ピクニックエリア、遊園地、教育的な要素が、遊歩道や森の探検へと来園者を誘い、自然を満喫させます。特に見どころなのは、遊歩道沿いの植え込みです。この梢の遊歩道の目的は、あらゆる年齢層の来園者に、森の自然を目と同じ高さで身近に感じてもらうことです。

無垢材の梢の遊歩道を建設したのは、Holzbau Dengler GmbH社です。動物園デザイナー、マーティン・シューヒェルトのアイデアは、遊歩道の美しい外観に反映されています。プランニングと施工で指揮を執った建築事務所、Stöger + Kölbl Architekten GmbHのヨハンナ・シュテーガーのアイデアも同様にこの美しい外観に反映されています。

建築と実現:

木製手すりの隙間を埋める作業はJakob Rope Systemsが依頼されました。プロジェクトのプランナーは、手すりの台部分と手すりの間の隙間を埋める落下防止として、できるだけ透明で高品質の要素を希望していました。使用されたステンレススチール製ネット、Webnetは、繊細な構造で優れた引張強度と十分な柔軟性を備えています。このため、設置時に遊歩道のすべての方向転換を正確に実現することができました。Webnet面は、ロープガイドプレートにエッジロープとして取り付けられています。台座や手すりの木材が損傷した場合は、Webnet面はネジを使って木材から非常に簡単に取り外したり、取り付け直したりできます。

Jakob Rope Systemsは、ニュルンベルク動物園用にカスタマイズされたWebnet要素を供給し、総面積850平方メートルのWebnetが設置されました。Webnet要素を建設プロジェクトに統合するため、Jakob Rope Systemsは、リンヒナッハにあるHolzbau Dengler社の専門家と協力しました。

ステンレススチール製ネット、Webnetによって、安全性と最大限の透明性を確保するための高品質なソリューションが実現しました。安全要素として建築当局の認可(DIBt認可)を受けたWebnetは、梢の遊歩道の転落防止に必要な安全性を提供しています。

 

Jakob 製品 / サービス:

手すりの隙間を埋める/Webnet統合の専門的なプランニング
Webnet Micro、メッシュサイズ60 mm、φ2 mm、総設置面積850 ㎡
エッジロープ、Ø 6 mm、6x19+WC、最小破断力20.4 kN、全長1900 m

プロジェクト・パートナー

建築:Stöger + Kölbl Architekten GmbH(シェーンベルク)
施主:ニュルンベルク動物園(ニュルンベルク市)
当社の委託主:Holzbau Dengler GmbH(リンヒナッハ)