ワイルドな橋を飼い慣らすWebnet
ワイルドライン橋
このシュヴァルツヴァルト地方にあるワイルドライン吊り橋は、「勇敢な者の橋」と呼ばれています。なぜかというと、この橋で最初の一歩を踏んだ後に、吊り橋がかすかに揺れ始めることに気付くからです。経験豊富な訪問客ですら、ヤコブ・ロープ・システムズのWebnetで作られた手すりが取り付けられていることをありがたく思います。
橋の建築構造がさらにスリルを増しています。ヨーロッパでは唯一の上向きに吊られている橋なので、橋の中央部分に向かって上り坂になっています。橋に足を踏み入れると、反対側の端が見えず、最高点まで少しずつ上っているのが見えるだけなので、未知の世界に入っていくような感覚です。橋の建設の提案者、ギュンター・エーバーハルトにとっては、これが一番大事なポイントです。「このようにして、常に新しいどきどきするような眺めが内側に対しても外側に対しても展開していきます」。
橋の中央に達すると、地表からほぼ60 mの高さに立っていることになります。あまり快適に感じられない場合は、膝をついて降りてくるように勧めています。そうすることで、上下のわずかな動きを身体が埋め合わせるようになります。そして深呼吸してから、橋がきしんでも下を見ず、眺めを楽しむことにするのが大切です。100年以上の古い木が立つ、のどかなシュヴァルツヴァルトの谷間を眺めることができます。
ステンレススチールネットのWebnetのおかげで、訪問客は不安にならずにこの瞬間を楽しめます。ヤコブ・ロープ・システムズのエレガントなメッシュがエレガントな橋の建築構造を補い、手すりとして使われています。Webnetを選択する際に、安全性と耐久性が採用の決め手になりました。Webnetは極めて耐候性に優れていて、暴風雨や気温の変動にも強いからです。Webnetはフレキシブルなので、ネットを橋の振動に適合できます。類まれな透明性によって、車いすの訪問客やベビーカーの子どもも視界を遮られずに、空の高みから柔らかい揺れを体験できます。