イサカ(米国、ニューヨーク州)
7本の橋の安全を確保
コーネル大学
イサカ
キャンパスの美しい景色でコーネル大学は有名になりました。7本の橋からは峡谷やビービ湖への壮観な眺めが広がっています。しかし、これらのアイコニックな橋は問題にもなっていました。一連の悲劇的な事件があって、コーネル大学とイサカ市は包括的なセキュリティおよび防止コンセプトを実施することに決定しました。直接的な解決策として設置されたフェンスは、学生からも地域の人びとからも評判がよくありませんでした。見事な渓谷の眺めを遮らず、重苦しい気持ちにならないような解決策を大学では探していました。
汎用性の高い安全ネット
様々な解決策を検討した結果、大学は、各橋にWebnetによる建築的な自殺防止措置を施すことに決定しました。メリットは明らかです。ネットは注目を引かず、ほとんどの橋から見えません。このステンレススチールのワイヤネットは厳しいニューヨークの気候、冬の寒さにも耐えられます。最終的には、自殺防止のためのセキュリティネットやその他の建築的措置をこれまで設置して成功を収めてきたヤコブ・ロープ・システムズの豊富な経験が説得力を持ち、採用決定に一役買いました。
このプロジェクトはあらゆる点で大きなチャレンジでした。最適なセキュリティを実現するために、7本の橋のそれぞれに合わせた個別のデザインが必要でした。ニューヨークは非常に雪が多いことと橋の設計がかなり古いことも問題でした。しかし、汎用性の高いWebnetは、こうした難題に適応する能力を持っていました。Webnetは水平方向または垂直方向の転落防止や立体的な構造物など様々な構成で使用できます。